「ひと・人」塚田 佳満さん: 美(味)しい日本を支えるひとづくりを

2018/04/14 16:20:00 | ひと・人 | コメント:0件

塚田3 
塚田 佳満(つかだよしみつ)
<プロフィール>
千葉県千葉市出身。大学卒業後、流通マーケティング支援会社への就職を皮切りに、独立後、ダイレクトマーケティング専門家として地方老舗から上場大手企業まで100を越すプロジェクトで地方特産品のお取り寄せの仕組みや直販を手掛ける。中国やベトナムで会社設立や事業づくりも経験し、現在は、日本各地の地域づくりも広く手掛けている。現在、株式会社DMGフォース 代表取締役、総務省 地域力創造アドバイザー、 ふるさと財団 地域再生マネージャーなど。

Zero to One
 いまの仕事は、地方特産品に関する企業のお手伝いから、地域づくりのプロジェクト、広く地域創生に関することを手掛けています。かつては、企業向けコンサルタント業務が主でしたが、最近は地方の地域づくりや、地域振興の支援活動を専門家として地方と東京での活動が増えていますね。
 自分の仕事を一言でいうと「ZERO to ONE」。何もないところから新規事業を作る「ビジネス創出」と、事業を推進するための「組織つくり人材つくり」です。
 これは、地域づくりの持続性を支える2軸とよばれる、地域活性化のノウハウの基本的な考え方です。あまり知られていませんが、日本の地域活性化にはすでにノウハウが整理され、私が専門家として登録していただいている地域振興の支援機関「ふるさと財団」では、地域づくりの2軸4象限として以前より使われているんです。
 ただし、これはあくまで理論。それをどう進めるかという面で経験が必要不可欠です。幸運にも、私は、その両方の経験を仕事人生の中でさせてもらったんです。

ゼロからの挑戦
 大学を卒業したのがもう30年前。社会の何も知らなかった自分が新卒で入った最初の会社では、ダイレクトマーケティング(以下DMKT)の基本を現場で叩き込まれました。
 その後、勤めたのが社長一人のコンサル会社でした。なんでも全部自分でやらせてもらい30代前半は、毎日日本各地に日帰りでまさに飛び回っていました。
 お客様は老舗の企業で100年続く経営者の方から逆に勉強させていただいていました。30代後半から10年ほどは大企業のDMKT事業参入が続き、大企業で大規模なプロジェクトの進め方を経験しました。
 0(ゼロ)からの立ち上げで数百億円、今では800億円以上の売上になった企業もあり、とても刺激的でしたね。これが今でいう「ZERO to ONE」。新規ビジネス立ち上げをたくさん経験し、ダイレクトマーケティングのコンサルタントとしては、一応お役に立てたかなと思っています。
 また、32歳で前職の会社で新規事業として、コールセンターや業務受託の仕事を立ち上げ、200人以上の従業員の経営も経験させてもらいました。200人の「ひと」に向き合った経験はいろいろなことを教えてくれました。組織つくりと人材育成が一番大切だということも身にしみた貴重な経験でした。
 これらの経験がいま地域づくりをする自分の糧となっています。
 
塚田タイ1  (タイの特産品博覧会で関係者とともに。左から2人目が塚田さん)
海外からみた美(味)しい日本
 海外で日本の特産品を紹介したときに感じることは、日本は食べ物が本当に美味しくて、美しくて、そこにストーリー(物語)がありますね。
 日本の地域特産品を海外の現地の方紹介するときは、美味しさや美しさだけでなく、必ず歴史的ストーリーがあるので、説明してとても関心を持ってもらえます。その基本にあるのが「日本の歴史」。歴史があることが強みだと思いますね。話に困らないんですよ、海外の人と話すのに。まあ自分は語学力が低いので、ちゃんと伝わってるか、どうかわかりませんけどね(笑)。
 あと、海外に行って仕事の話をしていると「ビジネスマンの間では国境ない」と肌で感じます。要は人(ひと)とのつながりですね。
 その中で、外国の異文化も自分のことも受け入れられる人が行う活動が、「グローバル+ローカル = グローカル」だと思います。今日本には、自由に観光客だけでなく海外企業がビジネスを始めるのが可能になりました。
 垣根がないんですから、グローバリズムに気がつかないうちに飲み込まれてるので、地方の企業経営者つまり地域作りに一生懸命取り組んでいる民間人で、グローカルという言葉はますます一般語になっているんじゃないですか。
 これからは海外経験のある人たちが「普通」であり、社会で活躍すると思います。さらに、日本の地方の人がどんどん海外でビジネスや地域連携を進める活動=グローカル活動が進むと思いますよ。

ひとをつくる
 これからの日本中で起きている人口減少など危機的な将来を考えると、いま一番日本で必要なことは、「ひと・人材・人財づくり」ではないでしょうか。2050年には地球の人口が97億人で、ピークをとなるのに対して、日本人は1億人前後で減ると思われているそうですので、自分の子供たちが食糧を確保できるようにしたいですね。美味しい日本を支えるための人材づくりが必要なんです。
 いや、ちょっと硬くなりましたね。もっと簡単な言い方で。(笑)地方で美味しいものと美味しいお酒が飲めるのはそこに農業があるからです。これからもおいしいものを食べたり飲んだりするためにも、地方の農業支援につながることに取り組みたいと考えています。
 特に農業の人材作りをメインに取り組みたいと考えています。今、地域づくりの専門家と緩やかにつながっている地域創生プラットフォームに所属して、全国に365校・9万人の生徒が学ぶ農業高校を支援する地域・企業連携組織作りの活動をしています。
 農業・食品加工。林業環境土木を学んでいる若者がいるのを知って、ビジネス面で応援できればと考えています。学校もグローカルアグリハイスクール宣言をしています。自分もグローカル人になれるように、これからも日本の美味しいものを食べて飲んで、世界に紹介していきたいと思いますね。
(了)
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--------塚田さんの関連ページ------------

地域創生プラットフォーム   https://rrpf.jp/prof/page/4/
個人フェイスブック      https://www.facebook.com/yoshi.tsukada
総務省 地域人材ネット  http://www.soumu.go.jp/main_content/000542593.pdf
ふるさと財団 地域再生マネージャー事業  https://www.furusato-zaidan.or.jp/chiiki/
株式会社DMGフォース    https://www.dmg4s.jp/

東京オリンピック・パラリンピック「ホストタウン」リーダー研究会 (塚田氏が企画)



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