【Report】宮城大学にて国際協力ツールのPCMを国内事例で研修

2018/03/14 12:07:00 | レポート | コメント:0件

宮城大学PCMワークショップ52018年2月から3月にかけて、宮城大学(仙台市)にて、大学の教職員の方々や地域づくりや国際協力で活躍する方々を対象に、PCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)の研修を開催してきました。
PCMとは、世界中の国際協力の現場で30年以上にわたり活用されてつづけている、プロジェクトマネジメントの手法です。


宮城大学PCMワークショップ2通常のプロジェクトマネジメントとの違いは、一般の人でも参加し理解しやすいような「参加型」であることと、国や言葉を越えて合意形成するために「ロジック(論理性)」をつかっていること、そして計画から評価まで一貫したツール(ログフレーム)で統一性があることです。

今回、このPCMを国際協力ではなく、国内の地域づくりをテーマに研修をしてきました。

宮城大学PCMワークショップ1参加されたみなさんの分野は様々でした。大学の教員や研究者、地域づくりの実践者、国際協力の実践者、大学生などなど、年齢も学部生から壮年まで、そして地域も九州・京都から宮城までと本当に多彩な人たちが集まりました。
今回の事例は「鴨川商店街」。ある商店街が人口減や大手スーパーの進出の影響を受けて、寂れていきます。その状況を分析し、現状打開のための方策をみんなで考えていきます。 
宮城大学PCMワークショップ4
チームごとに分かれて、問題をロジックをつかって「なぜ-なぜなら」という問題系図という形に変えながら、整理していきます。

問題を整理することで構造的に問題をとらえることで、どこを解決することが一番効果的かということを考えていきます。参加型ですので、多数の視点から考えることでいろいろな方策が考えられます。

宮城大学PCMワークショップ3
 通常の地域づくりのセミナーや研修と違うのは、PCM研修はアイデアを実行可能な「事業=プロジェクト」に組み立てるところまでやることです。

ロジックモデルという事業の構成要素を考える思考法を活用して、具体的な事業に組み替えていきます。



PCMサイクル
さらに、後半の2日間は、計画後のモニタリング(事業実施のプロセス)や、評価(終了後の成果の確認と教訓)という部分もカバーしました。

これも通常の研修では計画で終わる場合が多いですが、一番苦労するのは「計画後」です。

計画後の「実施」や「評価」のプロセスにも、理想論ではなく現実的なツール(道具)が必要です。
宮城大学PCMワークショップ6
研修の後でお菓子とお茶を持ち寄って、みんなで懇親会をしました。

みなさん分野は違えど、課題は同じ、話がもりあがり、また新しい人脈を広がったようです。

PCMという国際協力のツールも、地域づくりやその他の分野にも普遍性をもつことが実感された研修でした。


アンケートの結果です。
計画編
モニタリング評価編

みなさん非常に高評価でした。

これからも普及していきたいです。

報告者: 三好崇弘 

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