【Library】地図情報を活用に! フリー(無料)のGPS/GISを紹介

2018/03/20 12:51:00 | ライブラリ | コメント:0件

図1 地域づくりやフィールド調査にとても重要な「地図」。

どこに何があるかの確認だけでなく、自分がどこにいったのか、また仲間がどこにいたのか、を記録・共有することは重要ですね。

かつては専門家でなけば不可能だった地図情報の記録や分析ですが、いまでは、一般のひとでも簡単にできるようになりました!

ここでは簡単な紹介と便利なフリーアプリを紹介します。


そもそも・・・GPSとGISの違いとは?

GIS2「自分がどこにいるのか」を記録するのがGPS (Global Positioing System)です。

一方、「どこになのがあるのか」を表示し分析できるのがGIS(Geographical Information System)です。

このGPSとGISが組み合わされて、みなさんのスマフォで「経路検索」ができるんですね。

フリーのGPS

GPSには、自分の位置を地点(ポイント)として記録する機能と、自分の移動した(歩いた)ところを経路(トラック)として記録する機能が必要です。

またさらに、世界をフィールドにしているひとにとっては、オフライン機能(つまりネットにつながってなくても動く)が必須です。

かつては、最低2-3万円の専用の機械が必要でした。 ・・・・・が! 

いまでは、スマフォで無料アプリがあるのです。

locus.jpgお薦め1
Locus Map (ローカスマップ)
これはお薦めです。

地点の記録、経路の記録だけでなく、オフライン地図を読み込むことができます。

つまり、海外でネットがつながらなくても、地図で自分の位置がわかり、また記録することができるのです。
(地図はこちらでDLできます) → https://www.openandromaps.org/en/

GPSの機能がすべて使えて、無料。(広告はありますが最小) 

買っても1000円です。(私は買いました。開発者への尊敬を込めて)

ただ、問題はアンドロイドスマフォだけなんですよね。。。

geographica.jpgお薦め2
ジオグラフィカ (Geographica)

こちらは、iPhoneのアプリもあります。

基本的にはLocus Mapでできることは全部できます。

が、無料バージョンだと、記録できるトラックが10個まで。

また、山登り用に開発されているので、フィールド調査にはいらないかもという機能がついていたり・・・。あとは、好き嫌いですね。

両者とも、スマフォのアプリですので、精度についてはまちまちです。(スマフォについているGPSの機能やアプリとの相性もあるようです)

ですので、GPSを調査でしっかり使いたい人は以下がお勧めです。

Garmin E-trex シリーズ http://amzn.asia/4FsipNm

さてさて、今度はGISのご紹介

フリーのGIS (地図情報システム)

google earthお薦め1 
Google Earth

入門用GIS、すごい使いやすい!! 

GPSで記録したものを表示したり、地図情報と照らし合わせたりできます。

機能も使いやすく、勉強しなくてもすぐに使えるでしょう。

GISの基本となる点(ノード)、線(ライン)、面(ポリゴン)が使えますので、まずはこれで練習。


qgis.jpgお薦め2
Q-GIS (Quantum GIS)

これは本格的なGISソフトです。

一般的GISソフト(https://www.qgis.org/ja/site/)の機能がすべて使えます。

それでいて無料! (専門家たちが参加型でみんなでつくっている)

使うにはちょっと勉強が必要ですが、たくさんのフリー教材が入手できます。

お薦めはYoutubeでの勉強サイト。 英語でも、マウスの動き方とかわかりやすいので、私はこれで勉強しました。

Google Earth と違うところは、多数のGISを重ねて表示したり分析したりできること。

例えば、人口増加が激しい地域を示した地図と感染症の発生した場所の地図を組み合わせて、因果関係を分析する、なんてことができます。

ちなみに、世界のGISのスタンダードとなっているArc GISがありますが、こちらは有償です。(高い~) https://www.esrij.com/products/arcgis-desktop/prices/

Arc GISの機能はQ-GISでほぼすべて利用可能です。(唯一、Arc GISのデータを直接の読み書きはできない。)

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筆者は地図のない場所で仕事をすることが多いのでGIS/GPS無しでは仕事ができません。 また、地図があったとしても、フィールド調査で場所の記録は必要不可欠です。

最初は全くの素人から初めて、いまではGIS/GPSの研修講師をするまでになりました。

それもこれもフリー(無料)アプリと、教材のおかげです。感謝!!!

フリーで大丈夫? という疑問があるかもしれませんが、大丈夫です。

上記で紹介したものは違法ではまったくありません。

というより、フリーの開発者は、アプリに課金するのではなく、アプリをつかってその先にある「成果」を求めているのです。

道具に課金をするのではなく、道具を使う人や道具でつくられた成果品をより多くの人につなげることで、より大きな「儲け」を得ているのです。

ということで、みなさん、どんどん使いましょう!

三好

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