【報告】世界と中継! 国際協力を身近に感じるPCMオンライン研修「アフリカ・トーゴ編」(2月21日日)を開催しました!
2021/02/27 11:53:00 |
レポート |
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国際協力サロンという国際協力をテーマに若い人たちが集まった団体との共同で、PCM研修を開催しました。国際協力サロンが応援ているトーゴの子供たちのためのプロジェクトをテーマにしました。
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今回はファシリテーターの方も含めて24名の方々が参加してくれました。学生の方からお仕事をしている方まで、仕事や勉強している内容も様々で、たくさんの方々が参加していただき、またいつもよりも「若い!」(笑)のでエネルギーを感じます。ちなみに、イギリスから参加してくれた方もいました。時間は深夜だそうです!
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まずはMIROの使い方から。MIROはワークショップ作業をオンラインでつながって一緒にできるツールです。日本全国から・・・あ、イギリスからも、つないでリアルタイムで作業ができます。
こちらで↓説明動画もあります。みなさんもどうぞ。
https://youtu.be/EOWMhA5RIUU
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今回は国際協力がメインテーマとなったので、PCMの国際協力からの成り立ちについても説明ました。1950年に開発されたログフレーム(PCMの中核ツール)から数えるともう70年間も使い続けられているのですね。。。
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テーマは、トーゴの農村地域に住む子供たちを下痢性疾患から守れ!というものでした。トイレをつくることは決まっているのですが、より広い見地から問題を把握するためにまずは「関係者分析」を行います。
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テーマに関する事例や関係するビデオ(オリジナル)もみなさんで視聴しながら、現場感を大切に分析を進めました。
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今回、とても強力なサポートをいただいたのが4名のファシリテーター(伴走型で、一緒に考えるタイプのファシリテーターです)と、講師(共同)の太田美帆(みぽりん)さん(トーゴの隣のガーナでトイレ建設の経験あり)です。そして、実際に、トーゴに在住してご結婚もされて、今回のトイレ建設プロジェクトを始めようとしているチヒロさん。様々な方がサポートをしてくれて、参加者のみなさん、・・・この布陣はなかなかありません。お得でしたよ!!
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次は問題分析です。「子供の下痢性疾患が多い」という問題を原因を深く深く分析していきます。「トイレがない」という問題とどのようにつながっているのか、より広い見地から問題を俯瞰できますね。
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問題を分析した後は、それをもとに解決策を見出していく「目的分析」に進みます。最後にはプロジェクトまで作れるようになります。
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解決策を見出すときに、アイデアのブレストも大切です。今回は、トーゴ大使館のジュルスさん(日本語ペラペラの笑顔が素敵な方)が特別出演していただき、実際のトーゴの製品(太鼓ミニチュアや民族風模様の髪留め)をつかってプレゼン大会をしました。ジュルスさんから優しいコメントがつづき、みなさんのやる気が一気に花開きます!!
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そのアイデアを生かして、解決策を「目的分析」の目的系図の中に落とし込んでいきます。通常のPCM計画編では、問題を解決するのみに視点がいってしまうのですが、問題解決だけではない、新しいアイデアをいれていくことにより、現状を突破するアイデアを含めた「力強いプロジェクト」になります。(グローカルな仲間が実施するPCM研修の特徴の一つです)
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いつもパソコンの画面ばかり見て作業していると疲れるので、10分休憩はよくいれます。その休憩後に、タオル体操などをしたりいます。
あと、結構、好評だったのが、トーゴ音楽! 休憩から戻ってくるときにかけました。
こんなの♡↓
https://youtu.be/2Gq6WQ3rGxE
癒される♡
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目的系図をもとに、そろそろプロジェクトになってきました。プロジェクトは、ログフレームという目的や活動をロジック(論理)でつなげて説明できるフォームにいれていきます。世界で70年以上使われている優れたツールです。ところで、横で英語版をつくっていますね。なんででしょうか?
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トーゴ共和国から中継で、現地のNGO、現地NGO VIVAS FMのオリビエさん、とつながりました。リアルタイムでつながるなんて、すごいですね。オリビエさんに、研修の中でつくったプロジェクト案を発表することにしました。
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発表の様子です。ログフレームの内容を英語で一生懸命に伝えています。3つのチーム「星」「月」「雪」がそれぞれ発表しました。オリビエさんからは、とてもポジティブな反応が・・・。建設業者のことを検討していること、トイレだけでない教育についても検討していること、など、広い見地から分析すると新しい発見がたくさんあったようですね。
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発表会の後は、トーゴのNGOのオフィスや、周りの町の様子をオリビエさんと中継で回りました。一気に現場感がでますね。コロナ前だったらやろうともしなかったこと、いまのオンライン技術をつかって「できる」こと、たくさん・たくさんありそうです。
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最後にみなさんで記念撮影! トーゴと日本でリアルタイムで記念撮影できるなんてすばらしいですね。
以下がアンケートからの声です。みなさん本当に楽しまれたようでよかったです。
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1日という限られた中で凝縮されたワークショップの設計、ありがとうございました。
トーゴの村を題材にしたPCM研修とても良い勉強になりました。またトーゴ出身者や現地のトーゴとオンラインで会話ができてトーゴに行ってみたくなりました。
全くの初心者で大丈夫かなと少し緊張していたのですが、全体を通してとても楽しく学べました。
1日のオンライン研修は初めて受けました。正直頭を沢山使って、本当に疲れました…。でも、その分短い時間にもかかわらず、かなりの情報量を受け取ることができましたし、ワークショップでチームの皆さんと一緒に模擬プロジェクトの立案をすることで本当に学びのある時間になりました。
とても学びの多い研修でした!ありがとうございました。PCM研修については聞いたことがあったものの、なかなか気軽に参加できるものではないという認識だったので今回参加できてよかったです。また皆さんの経験値がとても高く、考え方や視点、捉え方など勉強させていただきました。
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講師の三好としての感想は・・今回、国際協力の「村」も問題は違えど、モノだけの話ではなく、文化や社会構造、またヨソモノの役割など、国内地域づくりと同じような広く複雑な課題があり、また同時に多くの可能性に満ち溢れていると実感できました。
国際協力サロンのみなさんをみていて、国内・国際協力という垣根を越えて、グローカル(Globalx Local)に活躍していける人財をこれからもつないだり、つなげられたりしていければいいなぁ、それこそ「グローカルな仲間たち」の思いなんだろうな・と思いました。
ぜひ、次回もまた企画していきたいと思います。
(トーゴの民芸品を前に)
グローカルな仲間たち 三好
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Author:GLFP.JP
(G-local Friends & Professionals Japan)
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