群馬県の中之条町にて、グローカルな仲間たちが昨年より企画支援をしてきた「地域プロマネ養成講座」。群馬県中之条の人財育成プログラムとして正式に始動することとなりました。課題先進地域として、国際的につかえる様々なスキルを体得して、世界で国内で社会貢献できる人材を育成しています。ます。
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〜世界で国内で地域で活躍するためのスキル(プロジェクト計画編)を身に着ける〜
*ローカルキャリアが注目されています*
現在、総務省の地域づくり支援制度として「地域おこし協力隊」が発足してから10年以上たちま した。地域に定着しつつある制度ですが課題も多くあることも事実です。そして、令和3年度に は、地域おこし協力隊に加えて地域の最重要プロジェクトをマネジメントする「地域プロジェクトマ ネージャー」が発足しました。このように、地域で働くための仕組みを国が整備していく中、地方への人々の流れが活発化しています。
日本の地方は人口変動による生産人口減や経済の衰退などの課題を抱えています。これらの課題は、人口増・人口減にかかわらず世界の地方・農村に共通している課題であり、その解決のためのスキルをみにつけた人財が必要とされています。国内の課題を解決できるスキルは世界の課題を解決できるスキルにつながります。国内で世界で活躍できる人財を育成することを目指して、中之条町は中之条アカデミーを創設(後述)し、人財をこれまで育成してきました。本講座「地域プロジェクトマネージャー養成講座」はこの根幹となる重要な講座です。
*概 要*
1) 地方・地域で活躍するためのスキルとして、中之条町で実際に利用されるPCM(プロジェクト・サイクル・マネジメント)をベースとした研修です。中之条町の「地域産業・林業」における事例をつかって、実用的な研修を進めます。
2) 国際的に活用されている「PCM:プロジェクトサイクルマネジメント」を基盤に、地域再生マネージャーの思考「地域ビジネスと組織づくりの2軸4象限」の思考法をとりいれてます。
3) PCMの強みである世界で通用する論理性(ロジック)や「みんなを巻き込む力=ファシリテーション」を体験し、地域再生マネージャーの思考法を身に着けることで、国内外における地域や組織、また個人的なプロジェクトにも当てはめる実践力を磨きます。
4) 会場は、オンラインです。(Zoom、Hubs by Mozilla メタバース、Miro)
といった、オンラインツールのすべてを活用できる人材を育成します。
5) 修了者は中之条町公認の中之条アカデミーより修了書が授与され、「中之条ロスター制度」に登録されます。また、中之条町が公募する地域おこし協力隊や地域プロジェクトマネージャーの選考や事業受託時の加点項目となります。他の自治体での同様のポストに応募する際にも修了証明を提供します。
日時: 2022年6月11日(土)10:00~17:00(6時間)+事前オンライン1時間
場所: リアル会場 中之条町役場研修室 (群馬県吾妻郡中之条町1091)
オンライン会場 Zoom パソコン画面内
参加者はどちらでも選べます
講師:
三好崇弘(グローカルな仲間たち主催) 塚田佳満 (ふるさと財団地域再生マネージャー、総務省地域力創造アドバイザー)
講師略歴
塚田佳満 (ふるさと財団地域再生マネージャー、総務省地域力創造アドバイザー)(
プロフィール)
流通マーケティング支援会社への就職を皮切りに、独立後、ダイレクトマーケティング専門家として地方老舗から上場大手企業まで100を越すプロジェクトで地方特産品のお取り寄せの仕組みや直販を手掛ける。中国やベトナムで会社設立や事業づくりも経験し、現在は、日本各地の地域づくりも広く手掛けている。現在、株式会社DMGフォース 代表取締役、総務省 地域力創造アドバイザー、 ふるさと財団 地域再生マネージャーなどを歴任。日本全国の地域づくりを商品開発・販売、そして人財育成の観点から支援し、近年では地域づくりのプロフェッショナルとして、地域づくりのためのプロジェクトマネジメントの開発及び研修を実践。
上記のダブル講師に加えて、当日はファシリテーター(グループワークの進行役)も配置予定です。
参加資格:
地方で働くためのスキルを身につけたい方。国際協力や日本の地域おこし・地方創生・地域再生にかかわっていきたい方。地域おこし協力隊や地域プロジェクトマネージャー、地域づくりのプロになりたい方。国際協力で使われているマネジメント方法を学びたい方。業界を超えた新しい人脈を形成したい方。学生歓迎。オンライン参加の方は、パソコン技術(ワードの描画で簡単な図を描ける程度) と、当日パソコン(カメラとマイク付き)とWifi接続(自己負担)が必要です。
参加費: オンライン参加 5,000円 リアル参加 1,000円 *
フルタイム学生の方は、オンライン1,000円 リアル参加 無料
(リアル参加の方は交通費などを考慮して割安にしています。内容は同じです。料金は資料代、参加費を含みます)

参加方法: 以下から登録してください。(最大人数12名。少人数で定員になり次第締め切り)
募集期限について: 6月6日(月)正午までに登録をお願いします。
その他: 本研修会は、中之条町が主催し、NPO法人中之条コネクトが企画・運営する地域おこし協力隊をはじめとした地域活躍人材募集の一環事業です。受講者で一定の参加をした方には修了書が発行され、「中之条ロスター制度」に登録されます。
☆プログラムの構成☆
セッション1
1 オンラインツール導入(ZoomとMiro)
2 地域づくりPCMとは
3 資源分析と問題分析
4 解決分析と事業化の選択
セッション2
5 事業化とロジックモデル
6 ロジカル・フレームワーク
7 指標の設定と 外部条件(概要)
8 モニタリングと評価(概要)
*中之条アカデミーとは*
群馬県中之条町では、グローカルな地域人財育成機関「中之条アカデミー」を令和2年度より実践しております。本アカデミーは、研修を受けた人々を多数輩出し、その中から地域おこし協力隊制度をつかって長期的に地域づくりにたずさわる人財を登用し、地域をつなぐNPOを設立させています。今後このNPOを中心としてこれから本格的に地域づくりを展開して行きます。
中之条町では今後、「地域おこし協力隊」や地域づくりの専門職「地域プロジェクトマネージャー」となる人財を登用・育成する予定です。その他、これまでの人材育成のプログラム(農業体験やおためし地域おこし協力隊など)を統合させ、地域づくり人材育成機関「中之条アカデミー」を形作っていきます。
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【解説: PCMについて】
「PCM」= プロジェクト・サイクル・マネジメントとは、国際協力や国内でのまちづくりなどで活用されている、様々な意見を具体的なプロジェクトに変えて、実施から評価までを一貫して管理運営する各ツールが統合された手法です。今話題のロジックモデルや評価システムまでも含むマネジメントツールの宝庫です。
【解説: 地方でのキャリア、ローカルで活躍する生き方について】

新型コロナウイルスの流行によるテレワークの普及によって、話題になってきた地方移住です が、データにも顕著に表れています。東京都では、転入超過の人数が過去最少となり、23区では初の転出超過となっています。都市部でのキャリアだけではなく地方でのキャリアという選択肢 が増えつつあるからでしょうか。
国としても地方移住や都市で培ったキャリアの地方への転換を推進しており、地域おこし協力隊も現在では5000人を超えており、令和6年度には8000人を目指しています。
民間も国も注目するローカルキャリアに必要なスキルを皆さんもぜひこの機会に習得してみてはいかがでしょうか。
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