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【報告】JICAつくばの研修員×民間企業等「共創」セミナー(2022年10月22日)にメンバーが出展。

2022/10/25 11:04:00 | レポート | コメント:0件

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ソーラーシェアリング(Solar Sharing)って知ってますか? 太陽光を、畑と発電で「シェア(共有)」することで、農作物をつくりながら、クリーンなエネルギーもつくる、という技術です。農業の新しいスタイルとして、また電力不足を環境に配慮しながら解消する技術しても注目されてきています。グローカルな仲間たちメンバーで、ソーラーシェアリングを広めようと日々活動しているメンバーが中心となり、JICA(国際協力機構)が開催した「共創イベント」という世界の人たちが集まる場所でソーラーシェアリングを紹介してきました。(2022年10月22日土)

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こちらが会場となるJICAつくばの国際協力センターのフィールドです。つくばの国際協力センターでは、世界の発展途上国から集まる研修員たちが農業その他のさまざまなテーマで研修を受けています。また途上国に役立つ農業技術開発も同時におこなっています。

ソーラーJICAつくば報告02
ここに、集まったグローカルな仲間たちメンバーの有志のみなさんです。若者人材育成を手掛けているNPO「みらいの担い手機構」の石橋さんと、神奈川県でソーラーシェアリングを休耕地を活用して新しい農業をしている小山田さんらがあつまりました。これからソーラーシェアリングをつくります。

ソーラーJICAつくば報告03
大きな機材は必要なく、簡単なボルトで部品をつなぎながら設置をします。プラモデルみたいで最初は難しいですが、なれてくると、だんだんとは早くなってきます。


こちらがコマどりのものです。↑

ソーラーJICAつくば報告05
さて、いよいよ午後から開始です。オリエンテーションの様子です。30か国ぐらい、全員で60名ほどのさまざまな国からの参加者がいます。髪型をみてもわかりますね。この日はソーラーシェアリング以外にも、ホンダやその他の企業からさまざまな分野の先端技術の展示がありました。

ソーラーJICAつくば報告06
ソーラーシェアリングの展示場にグループでまわってきます。英語で説明したり、日本語で説明したり、実際にさわってもらったりとにぎやかです。

ソーラーJICAつくば報告07
最初は遠巻きにみていた方々もだんだんと話しにはいってきます。途上国での電気事情はかなり悪いようで、特に農家にとっては水の問題が深刻なので、「ちかくに流れる川から水をくみ取るポンプの動力として使いたい」といった意見や、「近くに電力会社がない地方の地域(村)の電力供給のひとつとして活用できそう」といった意見、「売電という新しいビジネスの可能性がある」といった意見がでてました。

ソーラーJICAつくば報告08

参加者からいろいろなご意見もいただけました。「どろぼうがきたらすぐに盗まれそう」「ホコリがものすごいのでメンテナンスの問題がある。」「初期投資が大きいので小規模農家には難しいかも」。といった意見。日陰の影響についてはさらなる研究が必要なので私の国でも研究したい。といった意見もありました。

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実際に近くでソーラーパネルやインバーターをみてもらったり、実際に触って重さを感じてもらったりして、その場でいろいろな意見交換ができました。

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この中で仲良くなれた人たちもたくさんいました。会場でメール交換などをすることもできましたので、今後新しいつながりができるかもしれません。

ソーラーJICAつくば報告11
イベント前日に、メンバーがJICA国際協力センターの宿泊施設に宿泊したのですが、ラウンジにいるとカメルーンとモザンビークからきた研修員と話すことができました。こんな近くに世界の人たちがいるなんて、とても素敵な場所ですね。


グローカルな仲間たちメンバーの奮闘に心より敬意を表します。

ソーラーJICAつくば報告12
報告者 三好

---- 参考-----
未来の担い手機構
ホーム | 未来の担い手プラットフォーム

おひるねみかんが拓く地域の未来・ソーラーシェアリング

実践者小山田さんの講義

JICAの共創ハブ
JICA筑波・農業共創ハブ | JICA筑波 - JICA
https://www.jica.go.jp/tsukuba/enterprise/agricul/news/20220920.html

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