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【報告】ザンビアで農村ホームステイやってきました(7月30日~8月6日)

2023/08/24 18:36:00 | レポート | コメント:0件

■丸森からの大学生がリアルなアフリカを体験! 
 宮城県丸森町は2011年から10年以上にわたってアフリカ・ザンビアとの国際協力(交流を超えた実質的な技術双方向協力)を継続しています。その丸森町の有志が資金をつのり、丸森にゆかりのある大学生(3名)が、ザンビアの協力をしている村々に丸森特使として派遣され、ザンビアの村に実際に滞在し、交流を深めることなりました。

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まずは成田にみんなで集合です。ひとり別のターミナルに行ってしまって大丈夫かな~。と心配しましたが、なんとかみんな集合で出発です。

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エチオピア航空で、成田からインチョン、アジスアベバ、そしてザンビアのルサカにまで30時間ほどの移動です。機内はこんな感じでほぼ満席です。機内食からすでに海外です。

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ザンビアのルサカ空港に着陸しました! 本当に着陸!という感じで、お客さんは飛行機から直接飛行場の地面におりて歩いていくスタイル。昔から変わりません。

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それでも空港は新しくなっていて、すごく近代的になっていました。無事にお迎えのドライバーともあえてまずは一安心。

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ルサカのスーパーで生活必需品(水その他)をみんなで購入。当たり前ですがすべて英語表記で売っているものも日本とは違うのでちょっと戸惑い中。

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ルサカでの滞在先は一軒家タイプの宿でした。この家に3つの部屋があって、それをみんなでシェアします。キッチンもついていて、とてもリラックスできます。

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さて、翌日は、ザンビア丸森プロジェクトのザンビア側の実施者である農業省のルサカ州のオフィスにいきました。皆さん歓迎してくれて、いろいろ案内してくれました。

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農業祭(後程書きます)で超忙しかったにもかかわらず、ルサカ州農業長官代行も時間をしっかりとって話を聞いていただき、ありがたかったです。

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ザンビア丸森プロジェクトに最初からかかわってくれているザンビアのビッグママ的存在の「ナワさん」と一緒に写真。気さくな彼女も優秀な行政官であります。

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この日は村に訪問することになってましたので、村にもっていくための食材を選んでます。メイズ(とうもろこし)を粉上にしたミルミルというものを買っていきます。これをお湯で混ぜてモチみたいにして食べる「ンシマ」が国民食です。

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最初の村、「モヨ村」につきました。この村はザンビア丸森プロジェクトが支援している村です。村でこれまでどのような取り組みを行ってきたのか、プロジェクトの技術がどう生かされているのか説明していただけました。

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村では水の問題もあるので、みんなで協力して浅井戸を掘って水問題を解決したそうです。みんなで協力して課題を乗り越えることをプロジェクトを通じて学んだとおっしゃっていました。

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丸森プロジェクトで学んだ養蜂の技術が村で実践されていました。これまで、蜂そのものを殺してしまう養蜂(というより、蜜ハントですね)だったものが、プロジェクトを通じて日本のような箱を持続的につかう方法に切り替えたそうです。

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村の子どもたちが近寄ってきます。どの子供の目もキラキラしていて生命力がありました。日本の昔を思い出しますね。(と、ザンビアにいった丸森の人は言っていたことを思い出しました。)


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このほかにもいろいろな丸森から学んだ技術をみせていただき、最後にみんなで記念撮影です。「また来てね!」と別れを惜しんで次の村へ。

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次の「カンチュレ村」は、貯水池をもっている村です。小さな魚もいるようで、村人がのんびりと釣りを楽しんでいました・・・・。って、よく見ると日本人じゃん!(笑)

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こんな小さな魚がとれるとのことです。貴重なたんぱく源です。それもありますが、釣りを楽しんでいる感じでもありました。村の生活はゆっくりと流れていきます。

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ここでも子供たちの交流がありました。子供たちは洗濯を手伝いながら小さな子供たちは縄跳びで遊んでます。。。って、日本人も一緒にジャンプ!

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こちらの村の方のお家にホームステイさせていただきました。暖かく迎えていただけました。村の中でも裕福な方ですが、ソーシャルワーカーとして働いていた真面目な苦労人です。

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家の奥様が腕によりをかけてつくったザンビアごはん! 色も豊かで栄養もバランスがとれていて、しかもおいしかったです。

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お返しに丸森からもってきた食材「たけのこの水煮」や「干し柿」をプレゼントしまた。興味津々でいろいろ話が盛り上がります。夜まで話は尽きませんでした。

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翌日の朝です。村の朝はきれいですね。ゆっくりと朝があけていくのをみると、神々しくて、ゆるやかで厳粛な気持ちになります。

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という気持ちに浸っていると、家のお孫さんたちが朝ごはんの用意をしにきました。メイズ(とうもろこし)の茎を燃やして火を焚いています。

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あっという間に時間が過ぎて、こちらも別れを惜しみつつ、次の場所に移ります。「また来てね!」としっかりと握手。

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地元の高校である「聖コロンバス高等学校」にいきました。ちょうど試験の期間中だったのですが、歓待していただけました。日本から来た事や自己紹介をさせていただきました。ザンビアの高校生たちは歌を歌って歓迎してくれました。

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教室の外で立っていたら、自然と高校生(特に女子たち)が集まってきました。日本では何を勉強しているの? 日本では彼女・彼氏はいつからつくってもいいの?(ザンビアでは大人になるまで恋人はつくってはいけない・・といわれているらしい)質問が飛び交います。

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さて、次の村にいきます。かつてここは「ゴモラ村」という旧約聖書に出てくる村の名前を使っていましたが、最近、名前を変えて「グリーン ビュー村」にしたそうです。ここで今日は泊まります。

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町のスーパーでかってきたテラピア魚をみんなで捌きました。淡水魚でちょっと鯛に似た形の魚です。鱗をおとして、ざっくりと半分にします。(三枚におろすとかはしないそうです。)

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日本からもってきた「けん玉」を披露。村の子供やお母さんたちに伝授してます。なかなか難しい! でも面白い! と好評でした。

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村のはずれでサッカーをしている若者集団がいましたので、サッカーを一緒にしました。ちょうど前日に、女子サッカーのザンビアと日本とのマッチがあり、ザンビアが負けていたので、「今度はリベンジだ!」と盛り上がるザンビア勢。

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戦い終わって、ノーサイド! ザンビアと日本の若者同士でいい笑顔。お互い地球の裏側に住んでいる同世代が一緒にスポーツできるなんていい世の中になりましたね!

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村に帰って食事を楽しんだ後は、みんなでダンス! 夜、遅くまで火を焚いて、音楽かけて、孫もおばあちゃんもみんなで踊って・・・・こんな生活が「豊かな村ライフ」の一こま。人がたくさんいないからこそできる贅沢があります。

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翌日の朝ごはんの様子。ここもお母さんが作ってくれたバラエティ豊かなおかずとごはん、スパゲッティ、パン・・いろいろありすぎて・幸せです。

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朝の仕事を手伝います。それは、「ヤギの散歩」というか、ヤギを草のあるところに引っ張っていって、木に括り付ける! というかなり荒い作業です。

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そのあとで村をまわって丸森プロジェクトの活動紹介をしてもらいました。これは何でしょう・・・「養蜂」の一つだそうです。ドラム缶でも養蜂ができるなんて・・これは日本に逆輸入できるかも!

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あっという間に時間は過ぎていき、後ろ髪を引かれる感じでしたが、記念撮影をしてさよならしました。また会う日まで。

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途中、「ワニ」がたくさんいるカリンバ・ワニパークにいきました。ワニ・・いるだけ。(笑)

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ザンビアの最高学府である「ザンビア大学」にいきました。こちらで留学している日本人学生に学内を紹介していただき、また学生生活の実際もいろいろ聞くことができました。

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世界銀行のザンビア事務所で活躍している日本人女性からお話しをお伺いすることもできました。日本を飛び出して世界で活躍する人財のお話しは若者にとって良い刺激になったことでしょう。

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日本大使館に訪問して、大使にもお会いしてプロジェクトのことを紹介することができました。大使は、昔、宮城県でもお仕事をされていたそうで、宮城県、丸森にはとても親近感があるとおっしゃってくださいました。

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国際協力機構(JICA)のザンビア事務所にもお伺いして、所長からレクチャーをしていただきました。とても熱心にお話しをしていただいて、こちらもとても刺激になったようです。

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ザンビアでの国家的なイベントである「国家農業祭(National Agriculture Show)」に参加しました。この国家レベルに来るまでに、地方の村レベルから、町レベル、県レベル、と勝ち上がってきた様々なものが展示されています。ザンビア国内・海外からも見に来る人がいます。

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こちらのJICAのブースの隅をお借りして、丸森町の産品を展示して日本・宮城県・丸森町を紹介させていただきました。学生たちは自分たちの言葉でもちろん英語でがんばって説明をしていました。

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最初はたどたどしかった英語でのプレゼンテーションもだんだんと慣れてきて、最後はしっかりと目を見て話すことができていました。丸森・宮城県・日本に興味を持った方がたくさんいたようです。

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丸森ザンビアプロジェクトについても、ルサカ州のブースで大きく展示されていました。この展示がよかったのか、ルサカ州はこの年の優勝を勝ち取ったとのことでした。

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あっと言う間に5日間が過ぎて、気が付けば日本への飛行機の中。偶然にもアフリカでボランティアをしてきた高校生と交流することができました。プロジェクトの説明をするコウヘイ君、最後までお仕事お疲れ様です。

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今回の日本からのメンバーの記念写真。人数は少なかったですが、それでも活動は多肢にわたり、今回の報告はその1割ほどしか紹介しきれなかったです。ありがとうございました。

以下は実際に回った場所をトラッキング(GPS記録)したものです。
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こちら(リンクをクリック)でみることができます。都会から田舎までいろいろ行くことができました。

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日本に帰国した若者たちは、さっそく丸森町の町長やお世話になった方々に報告をしています。しばらくは、報告とお礼で忙しい日々が続くことでしょう。

サポートしていただいた、日本の方々、ザンビアの方々、ありがとうございました。

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こんなに熱く歓待してくれて本当に苦しい・・じゃない、うれしいです!

報告者 三好

------------  参 考 --------------------
2019年10月に実施のザンビア村ステイツアーの報告

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