【Report】実践的社会調査法ワークショップを開催しました。
2018/07/23 15:44:00 |
レポート |
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国際協力や日本の地域づくりでは、事業計画や評価に様々なデータを活用することが求められてきています。 現場で実際に地域の把握や事業計画や評価ですぐに活用できる、現場で実際によく使われる調査法に絞って、具体的な方法を紹介し体験する研修を行いました。7月19日・20日の2日間で実施しました。
今回は6名の方が参加していただきました。研修参加の目的もレベルも違う方々で、それぞれ多彩なお仕事をもつ方々でした。グループワークを中心に、参加型で進めました。少人数でしたので、一人ひとりの質問にも答えることができてよかったです。
調査にもいろいろな調査があります。研究型、探索型、開発型、と大きく分けることができます。しかし、道具としてはかなり似通ったものをつかっていますし、「計画」「実行」「とりまとめ【評価】」というサイクルは同じです。
同じような興味をもつ方々でペアになっていただいて、一つの事例(架空または事実)をもとに、調査計画をつくっているところです。調査も行き当たりばったりではなく、目標を明確化した計画がとても重要です。
データも質的なもの(言葉を中心)、量的なもの(数を中心)があります。それぞれは一つの現象を示す言語・指標にしかすぎませんが、収集の仕方や分析の仕方も様々です。
講義は「演習」(実際に体験してもらうこと)を中心に行いました。これは、インタビュー調査を演習してもらっているところです。人の話を引き出す練習もできたようで、和気あいあいに進みました。
これは質的なデータ(インタビュー)をまとめて分析する方法を示したものです。このマトリックス表をつかいながら、入手したデータを分析していきます。
今回は、アンケートの収集方法として、最新の「モバイル調査票」を使ってみました。スマートフォンを活用して、ダイナミックに写真や位置も含めて統計データを入手していきます。このモバイル調査票が一番人気のコーナーでした!
このあと統計データの分析も行いました。だんだんと高度になってきますので、みなさん表情が暗くなる・・・(笑)。でも、みんなで一緒に学ぶことで、モチベーションが下がらずにすみました。お互いの存在があるからこそ、安心して学べますね。
研修後に懇親会を開催しました。日ごろ、出会えないようなひとたちとの話がいいですね。さらに研修に参加していないけど、懇親会に参加してくれたGLFPメンバーもいて、とても盛り上がりました。
今回のアンケート結果です。みなさん高評価でした。
またみんなで勉強する機会をつくりたいですね。
講師(三好崇弘)
---------- 関連サイト ---------------
以下、今回、活用したアプリの紹介です。
・Excelデータ分析アドイン
・R及びR コマンダー(Rcmdr)
http://plaza.umin.ac.jp/~takeshou/R/Rcmdrinst.html・Onyx (共分散構造分析ソフト)
・Google Earth Pro
・Epi Collect(スマフォのモバイルモニタリング)
・GPSソフト・Locus Map
http://www.locusmap.eu/・GPSソフト・ジオグラフィカ
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