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【Report】「地域づくり・グローカルなPCM研修」を開催しました!

2019/08/01 15:09:00 | レポート | コメント:0件

 2019年7月27日・28日 「地域づくり(地方創生・地域再生)のためのPCM」=「グローカルPCM」を学ぼう!というタイトルで勉強会を開催しました。

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研修は公民館を利用させていただきました。今回の研修会場の入り口はこんな感じ。和風な感じで落ち着いた感じ。もともとは茶道教室とかをイメージしてつくられたようです。

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講師はPCMの理論を説明するインストラクターは三好崇弘が、また事例演習をサポートするファシリテーターとしては塚田さんが担当されました。参加者は全員で6人でした。人数はいつもよりは少ないですが、一人ひとりの顔が見えて、それぞれの理解度に合わせて進められるのでいいですね。

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PCMは国際協力で世界で使われているプロジェクトマネジメントの手法ですが、それを地域おこしに活用するためには、「思想」が必要です。地域再生マネージャーの地域づくりの戦略思想である「2軸4象限」を、本研修ではしっかりと理解したうえで、この考え方にそって、問題を解決し、プロジェクトをつくっていきます。国際協力と国内地域おこしの融合を目指しました。

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ワークショップ演習の様子です。いつもは壁に模造紙を張りますが、今回は畳部屋という特性を生かして、みなさん車座になって、座ってテーブルで行いました。座談会的に進めると、仲良くなりますね。洋(ワークショップ)と和(畳文化)の融合!

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さて、今回のワークショップは、「外に飛び出す」ワークもあります。今回の事例は「商店街の復興」でしたが、実際の商店街が研修会場近くにありました。神谷銀座。昔ながらの昭和の店が並ぶ小さな商店街です。

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一つ一つの商店を周りながら、そこにある商品で魅力あるものを探していきます。店主さん達との会話も楽しみながら、この地域ならでわの商店の特色を見出していきます。例えばこの漬物屋さん。なかなか普通では見られないような漬物もあり、またたくさんのおまけもしていただきました。

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それらの商品を購入して、研修会場に帰って、ランチタイム。「あ、これおいしいですよ。」「こちらもどうぞ」。と、交換会が始まります。笑い声が絶えないランチタイムでした。

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さて、ワークショップは続きます。商店街になぜ人が来なくなってしまったのか、その原因について、深く、広く分析をしていく「問題分析」をしているところです。

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途中、体をほぐし、頭もほぐす「ミニ・ヨガ教室」をしました。参加者の方がヨガを習っているということで、その経験を共有していただきました。みんなヨロヨロと楽しいヨガタイム。頭もすっきり。

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第一日目が終わり、交流会が始まりました。参加者は国際協力のコンサルタンツや、スペイン語のエキスパート、またNPOの方まで、本当に多彩な方々ですので、話が終わらないです(笑)

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さて、二日目は、商店街をどうするかの「解決策」とその「プロジェクト化」を学びました。どんな方法があるか、ロジックを駆使して考案していきます。

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ロジックだけでなく、地域おこしの「創発」という直観で浮かび上がる思考も活用しました。国際協力はドナーがお金を出すことが前提となっていますが、地域おこしは内発的発展が基本であり、また他と同じ平均点ではだめなのです。そのためには、「~がない」という発想ではなく、「~を活用し発展させる」という発想が大切。みなさんの発想がどんどん広がっていきます。

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2日目の飛び出すワークショップは、近くの大手スーパーにいきました。このスーパーができたことが、地域の商店街に大打撃となるわけですが、それ以前にも商店街は衰退をはじめており、スーパーが消費者のニーズをどうかなえているのか、買い物を通じて学びました。もちろん、ランチもここで買いました。(商店街はこの日は休み)

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お腹がいっぱいになると、眠くなる・・・(笑)ということで、ラジオ体操をみんなでしました。みなさん、子供に帰ったようで楽しそうです。こういう体を動かすワークも、ワークショップを成功させるためには大切な要素です。

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今回、少人数ということで、早く終わったので、みなさん個々人のプロジェクトを自己演習してもらい、ロジックモデル、ログフレームに計画をしてもらいました。そして、一人ひとり、前で発表しました。6人分全員のプロジェクトをみることで、また自分のプロジェクトをロジックで説明することで、研修を「身に着ける」ことができました。このパートが一番効果があってよかったと講師(三好)としては思います。

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2日目の懇親会は、ファシリテーターの塚田さんが「国内地域おこし事例」について、参加者の桑原さんが「途上国の地域づくりの事例」について、成功だけでなく、失敗についても赤裸々に経験を共有していただき、とても有意義な時間となりました。

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そして、まじめな話をしている後ろのスペースでは、子供たち(グローカルな仲間たちのメンバーの)が遊んでいます。大人だけでなく、子供も一緒の空間でゆっくりと楽しい時間をすごすことができました。

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みなさんが楽しく勉強会に参加している姿をみていて、こちらも楽しくなる講師の三好(背後霊のように立っています(笑))。

今回のアンケートの結果です。
https://docs.google.com/forms/d/1MNM5kxeZk34XJWkJYhTo2xIvXHkUiceAGu6BU_HDU28/viewanalytics

今回も好評でした。

次回は、この続きとなる(PCM-i: 世界標準PMBOKを活用し、実践力を向上する!)を8月23日(金)に同じ場所で開催します。

乞うご期待!!

三好
GLFP.JP

----- 関連リンク----
本研修の案内
http://glfp.jp/blog-entry-81.html

PCM手法について(無料テキストがダウンロードできます)

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