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【Report】キッズフェスに出展してきました。-子供のためのロジックモデルとお絵かき算数-

2019/08/04 23:35:00 | レポート | コメント:0件

こどもfes2019_01
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こどもの教育の博覧会「キッズフェス2019 (KidsFes2019)」が2019年8月3日に東京流通センターで開催され、22の団体が参加しました。私たち、グローカルな仲間たちの有志で参加してきました。会場となった流通センター・・・大きな会場で迷子になった石橋さんと私(三好)。(笑)

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今回のグローカルな仲間たちのメンバーです。左から宮本さん、私(三好)、石橋さん、栄さん、塚田さん。こどもが大好き、スーパーメンバーが集まりました。朝からあたふたと用意してなんとか間に合いました!

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お絵かきを教えている栄さんが、さっそく子供ウケするようなイラストを書いていただきました。仮面ライダーが誘う「ロジックマスターになれるか!」。うーん、そそるタイトルだ。

こどもfes2019_04
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かっこいいイラストや「成績が悪いのは誰のせい?」という刺激的な問いかけがよかったのか、子供たちや大人たちが足を止めて、ワークに参加しています。

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国際協力で世界でつかわれているロジックモデル。問題を深く、広い視点から分析し、解決策を見出す優れた思考法です。これを子供が理解しやすいような形で紹介しました。それが「お母さんが怒っている」。なぜお母さんが怒っているのか、その原因を挙げてもらって、その原因の原因を探ってもらいます。

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その問題と原因のカードを子供たちが付箋(ポストイット)に書いて、模造紙の上に貼っていきます。少しずつ、問題系図というツリー構造にしていきます。日ごろ、「怒っている」→「怖い」という条件反射で考えていたことを、ロジックで分析することで、なぜ親が怒っているのか、それを深く考えられるようになってほしいという願いです。

こどもfes2019_07
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問題カードを書いているのは子供だけでなく、お母さん、お父さんも一緒に書いてもらいました。お母さん(お父さん)も「宿題をやっていない」→「怒る」という条件反射でこれまで考えていましたが、ロジックで考えてみると、宿題をやっていない、こと自体は問題ではなく、その先にある「自分でした約束を守れるような人になってほしい」「学校の勉強についていってほしい」という想いがあることがわかりました。

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もうひとつのテーマは「お絵かき算数」です。手前のテーブルでは、栄さんが先生となって、数字を使わないお絵かき算数の体験&デモンストレーションしてくれていました。
文章問題を読んで(耳で聞いて)漏れなく絵に描き起こしていきます。きちんと理解していないと絵に描けないので確実に読解力が身に付きます。


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描きあげた絵を更に分割したり、線を引いたりして正答を導き出すことで、情報の整理、分析、そして解答までの道筋を自分で立てるという思考のトレーニングになっています。誰が見てもすぐに判るように描くこと。描いたあとは自分の言葉で、考えた事や答えまでの流れを説明してもらいます。そうする事でインプットからアウトプットまでの一連の流れを通して、導き出された解答の検証作業までが習慣化されます。正答までの道筋は幾通りもあります。正しい答えを出すのではなく、きちんと「考える」事が目的の問題集です。

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小さいお子さんたちには、ブースの後ろに線路の絵が描いてあり、そこに自由に落書きをしたり、スタンプを押したりして、創造力を発揮していただきました。塚田さんの子供のファシリテーションがとてもうまい!

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10時から16時までの6時間、途切れなく親子さんたちがブースに寄ってくれて、ロジックモデルやお絵かき算数を体験してくれました。お昼を食べる時間もないぐらいで、こちらがびっくりするぐらいの反響でした。 また、佐々木さん、堀口さん、中村さんといった、グローカルな仲間たちのメンバーも応援にきてくれました。さらに、教育に興味があるさまざまな方と知り合いになれたこともとても大きな収穫でした。

こどもfes2019_12
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こちらが半日かけてみんなで作り上げたロジックモデル(問題分析と目的分析の系図)です。短い時間にも関わらず、広い様々な問題と解決策が見いだされて、大人もうなるような回答も多く、論理的思考というものは子供にとっても十分可能で、またその可能性は青天井だなぁと感心しました。

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今回の実行メンバーのみなさんです。最後に充実の記念撮影。アンケートをみると、大人も子供も「ロジックモデル」という考え方にとても好意的な意見が出てきており、また「こんな考え方をしたのは初めてでいろいろなことにつかえそうだ」という意見や、「ケンカをしなくても解決する方法があることを学んだ」という意見もあり、ロジックモデル(及びPCM)という分野は社会にもっと広く普及していくべき思考法なんだという想いを強くしました。

こどもfes2019_14
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ということで、最後にお疲れ様の飲み会をメンバーでしました。最後まで和気あいあい、かつ、熱い議論と夢を語れた夜でした。あー、疲れた~。いい意味で!

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ロジックモデルに参加した子供は「ロジックマスターJr. ジュニア」のカードを差し上げました。こんなの子供の笑顔をたくさんみれただけでも「やってよかった!」とおもえたイベントでした。

またみなさんとお会いする日を楽しみにしています。

--------  関連情報  ----------------

会場で紹介したグローカルな仲間たちが企画する「みんなのキャンプ」です。
「ナイト・フォレスト・キャンプin掛川~8月最後の夏休み」パンフレット
(参加者募集中)

ロジックモデル(PCM手法)のフリーテキスト

お絵かき算数の問題集

キッズフェス2019

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